軽度な板金修理は自動車査定への影響はあまりないですが、メインフレームなどの修復が必要な板金は査定額への影響も大きいです。

査定額が減額されるとは限らない板金修理

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板金塗装した車の査定額

板金塗装による修理を行う際に売却時の自動車査定への影響が気になるものです。

 

売却時の車の区分とそれぞれの査定への影響

車は大きく分けて「無事故者」「事故車」「修理車」「修復車」の4種類に分けられます。
<事故車などの区分の定義などはこちら

 

無事故車

基本的に無事故車は売却時の査定への影響はありません。

事故車

減額査定となります。事故車については、大きな事故を起こして走行不能になった車の事だけでなく、厳密に言えば少しバンパーをぶつけて修理をしていない車も事故車と捉える事もできます。

修理車

板金修理で一番多いのが、修理車です。修理車に関しては自動車を査定する会社のマニュアルにもよりますが、綺麗に直っている車に関しては査定への減額をしないのが一般的です。中には精度の低い板金塗装や経年劣化の色褪せで板金塗装で色を塗り直した部分が目視確認できるような状態でも、形状が綺麗に直っていて塗装の剥がれなどがなければ減額しない方針で査定している業者もあります。

修復者

減額査定となります。

 

 

ボンネットを外した車の画像

修復歴はなくてもドアやボンネットを一度取り外すような作業をした場合は減額査定されるケースもあり、なかには修復車扱いされることもあります
板金工場も必要最低限の工程で作業をするので、ドアの修理もよほどの事がなければ、取り外す事なく作業をしますが損傷の度合いによっては交換やドアを外して板金する必要が出てくるケースもあります。板金の作業を依頼する時に、「査定に影響の出る作業をするのか?」というのはストレートに聞いてみるのも良いでしょう。

 

金属部品を使用しないバンパーやサイドステップ・スポイラーなどは、修理をしても査定額への影響は一番出にくい部分で、ドアやフェンダーも傷の程度や板金職人の腕にもよりますが、査定への減額に影響がでる可能性は低いとみてよいでしょう。

 

修理代金と査定の減額代金は比例しませんので、板金塗装をする際は車の売却時期も考慮する必要があります

 

 

現状車とは?

車業界では、ちょっとした傷を板金塗装など修理せずにそのまま売却・販売する事を「現状車」と呼ぶことも多く、外装のみではなく、車のオイル交換などの最低限の整備もせずに販売する事も「現状車・現状渡し」となります。
車の整備はするが、傷は直さないケースは外装に関しては、「現状渡し」といった表現を使用することが多いです。

 

 

傷などを直さずに査定して売却した方がお得?

事故を起こすなど、車を傷つけてしまい売却時の査定の事が気になる方も多いと思いますが、外装の損傷の修理代金は売却時の査定の減額料金より高く付くケースが多いです。査定の事を気にするのであれば、現状のまま直さずに売却した方がトータルで考えてお得です。

 

ドアやボディーなどの金属部品の塗装が剥がれるような傷の場合は、その後早いうちに売却するのであれば現状でも良いですが、長期間金属部品の塗装が剥がれた状態で放置すると錆びてきて、傷つけた後にすぐに修理するよりも査定で減額される金額の方が大きくなる場合もあります。メインフレームが歪むなどの大規模な修理は板金塗装の代金も高くつきますし、見た目は綺麗に直しても売却時の査定は修復車扱いで大幅に減額されてしまいます。

 

希に海外輸出で人気の車種は走行距離が多くて事故修復歴があっても、高額査定が付くケースもありますが、一部の例外ですのであまり期待はしない方がよいでしょう。

 

大きい事故を起こして、修理せずに車自体の代替えをする人が多いのは、「修理代金が高く付く上に、売却する時の査定も期待できなくなる」、なかには「修復してもフレーム強度に影響が出て、快適性や安全性を失うリスクが多くなる」等の背景もあります。