板金塗装の作業は大まかに板金と塗装に分けられます。

板金塗装のポイントと作業工程を解説します。

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板金塗装の作業工程

 

板金塗装の工程について解説する男性

板金塗装の作業工程は大きく分けて「板金」と「塗装」に分類されています。

 

規模が大きい板金塗装業者では、板金専門スタッフと塗装専門スタッフで区別して、それぞれのプロフェッショナルが分担して作業をしています。

 

それだけ板金塗装は板金と塗装で必要なスキルや専門性が違う事を意味しています。

 

 

板金工程

 

板金とは、事故などによって、車の外装の損傷を元通りに形成する事です。

 

凹みの補修であれば、当て盤とハンマーで叩いて補修します。

 

大きな事故の場合はピラーを切って再度新しいピラーを溶接でくっつけたり、押されたパネルを吸引して元の形に戻す作業をします。
ここまでになると、なかなか個人の趣味の延長線レベルでは対応しきれません。

 

ある程度形を整えたら、パテを塗って、削る作業を行い綺麗な面へ整えます。

 

こうした変形した車の外装を元の形に戻す作業全般を板金工程と呼びます。

 

 

 

塗装工程

 

板金工程が終わった車や、板金作業自体が不要の軽傷の傷は塗装工程に入ります。
塗装は大きく分けて次の作業工程に分かれます。

 

  • 下地処理
  • マスキング
  • 下地塗装(サフェーサーなど)
  • 磨き
  • 塗料の調合
  • 本塗り
  • クリア
  • 磨き

 

塗装工程で最も重要なのは下地処理です。

 

塗装する面に些細な凹凸や汚れ、油分などが残っていると綺麗に塗料が乗りません。
サンドペーパーや耐水ペーパーなどを使って入念に下地処理をします。

 

その後、塗装以外の面に塗料がかからないようにマスキング作業を行い、下地塗装をします。
下地塗装は本塗りする色によって種類を変える事が必要な場合もあります。

 

一般的にはサフェーサーと呼ばれる下地用塗料を塗ります。
サフェーサーは塗料が硬いので、塗って固まってから再度磨きをして、表面を綺麗に整えます。

 

その後、エアスプレーなど本格的な設備がある方は色を調合します。
純正色であれば、調合機に指定の塗料を入れていくと自動で調合してくれます。

 

ただし純正色と同じ色ができても、補修する車の塗装は日焼けや色あせによって微妙に変化しています。
テストパネルに色を出して、微修正などを行って、板金塗装する車と同じ色に職人技で合わせます。

 

設備がなく缶スプレーで塗装する場合は、純正色の缶スプレーを使用し、細かい色の調整は諦めるしかありません。

 

塗料ができたら本塗りをし、クリアを吹きかけ磨いて完成となります。