板金塗装は外注で中間マージンを取るディーラーに相談するより、直接板金工場に依頼した方が安くなる。

板金塗装をディーラーは外注している

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ディーラーの板金事情

愛車が事故や自損で傷ついてしまった時、板金修理の依頼をするにあたって、信頼できる工場に出したいと思う人は多いのではないでしょうか?そういった方の選択肢で多いのがディーラーに板金塗装を依頼する事です。
板金塗装をディーラーに依頼する理由は、「車の購入から整備まで全て依頼していたから。」や「他に車の事を相談できる所がないから。」などもありますが、「街中で見かける板金工場は入りにくい雰囲気があり信頼できないから。」といった理由も挙げられています。

 

 

ディーラーは板金を外注する

ディーラーなどの販売店は車検やメーカー保証修理などは行う事ができますが、板金塗装を自社で行っている所はほとんどありません。

 

ディーラーが板金塗装を行えない一番の理由は、

・板金塗装は専門性が高くディーラーで働く整備士は板金塗装ができない
・仕上がりの精度が重要で、クレームが付く可能性も高い作業のため、自社の整備スタッフを板金塗装ができるように育成するよりも、腕が保証されている工場に外注した方が効率的

 

他には、ちゃんとしたブースを構えないと他の車に塗料が付いてしまうリスクがあるなどの理由のため、ほとんどのディーラーは自社で板金を行っていないのです。

 

 

ディーラーに板金を出すと料金が高くなる

お金の画像

ディーラーに板金を出すと、民間の板金工場に依頼するより料金が高くなる傾向があります。これは、ディーラーが外注する板金工場が腕の良い板金工場で料金が高いというのもありますが、板金工場の修理代金にディーラーが利益を上乗せしているのが一番大きな要因となっています。これを「中間マージン」といいます。

 

この中間マージン料というのは、ディーラーによって異なりますが、安い所では5%程、平均的には15%ほどの中間マージンを上乗せしている所が多く、高い所では30%程、中間マージンを取っている所もあります。

 

ディーラーに板金を出すと、中間マージンを上乗せされる分、板金工場に直接依頼するよりも修理代金は高く付きます。
作業も実際にはディーラーで行う訳ではないので、直接板金工場に修理見積もりを依頼しに行けば、料金は安くなります

 

 

板金工場に依頼するのメリット

 

親切な説明を受けられる

板金工場というのは、大きい看板を出して営業しているお店が少ないのが現状です。
よく料金の安さを売り出して大きな看板を出している所もありますが、なかには看板すら出さずに営業している工場も多いのです。
その理由としては、板金工場はディーラーなどの下請けで仕事をするケースも多いという業界事情もあります。

 

自分で直接板金工場に依頼する時は多少の勇気がいるかもしれないですが、格安板金などを売りにした看板や広告を出している所よりも、小さい看板で新規客には敷居が高く見えてしまう板金工場に相談するのがお勧めです。
中には下請けの仕事で手一杯になってしまってる板金工場も多いですが、新規の一般ユーザーを歓迎してくれる板金工場は多く、実際に作業を行う方に板金を相談する事で、より親切な説明を受けられるケースもあります

 

こういった新規客が少し入りにくい板金工場というのは、ディーラーなど、なにかしらの下請けで仕事を取っているので、その時点でそれなりに腕が良い事が期待できます

 

 

一番のメリット「料金相談をしやすい」

そして板金工場に直接板金塗装の相談をする一番のメリットが「料金相談をしやすい」という点にあります
板金塗装の料金は部品交換を要する内容でなければ、塗料などの原価はごく一部でほとんどが技術料になります。

 

仕事を沢山抱えている工場は、値段交渉をしてみても一切受けてもらえないケースもありますが、仕事があまりないタイミングの板金工場に当たると、びっくりするような低料金で板金を受けてもらえるケースもあります

 

板金工場もディーラーからの外注を受けるような工場でも職人1人~数人程度の小さい規模の板金工場が多く、利益単価も求めてはいますが、仕事が無いタイミングでしたら破格の料金にしてでも仕事をして売上を上げたいと考える工場も多いのです。
もし、時間があり少しでも安く板金修理をしたい方は、何店舗か板金工場を回って値段交渉をしてみるのも良いでしょう。

 

 

ディーラーに依頼するメリット

ディーラーを通すよりかは直接作業をする板金工場に依頼した方が料金は安くなる傾向はありますが、ディーラーを仲介する事でメリットもあるケースがあります。一番多い例が、「自動車保険を使用しての修理」の場合です。

 

自動車保険は、事故の過失が相手に多い場合には、事故の相手の対物保険。
自損事故や過失が自分に多い場合は、車両保険によってまかなわれます。

 

自分の自動車保険の車両保険を使用すると等級が翌年に下がるというリスクはありますが、修理の上限金にひっかからない限り、修理代金は保険会社に負担してもらえます。こうした場合では中間マージンを取られてでもディーラーに依頼するメリットもあります。

 

その他のディーラーに依頼するメリットとしては、

・クレームに迅速・丁寧に対応してくれる
・代車をディーラーの通常の整備でも使用しているような、比較的綺麗で整備されている代車を利用できる
・引き取りや納車など、日頃慣れ親しんでいる営業担当の人が対応してくれる
・納期などの問い合わせが気軽に行える

などがあります。

 

なかにはディーラーの方が中間マージンを取って割高なのも理解したうえで、ディーラーのメリットを重視して依頼する人も多いです。

 

 

板金塗装を依頼する際は、料金や仕上がり、手間や対応の良さ、支払いが保険か実費かなどを考慮して、ディーラーに板金塗装の仲介を依頼するのか、直接板金工場に相談をしに行くのかを決める必要があります。