車をぶつけた時などに迷う板金工場の選び方の参考になるように、板金塗装工場の内情などを中心に紹介しています。

素人にはあまり認知されていない板金塗装業界の仕事の内側を紹介します。

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板金塗装とは?

自動車の板金塗装とは、事故などにより、自動車の外装に損傷があった際に「板金」と「塗装」の2つの工程で修復修理を行う事です。

 

板金

板金の画像

板金とはヘコんだりして本来の形から変形してしまった部品の形状を元に近い状態に戻す作業のことです。ヘコみをハンマーで叩き、微調整をする際にはパテと呼ばれる粘土のような物で形状を整えるやり方が一般的で、溶接機を使用したり、盛り半田を使用する例もあります。
部品その物を新品に交換する際や形状修正は必要なくても塗装をするために部品を脱着する行為も板金の一貫と位置づける見方もあり、車の外装修理にかかる塗装以外の工程をおおまかに板金と呼ぶ傾向があります。

 

 

塗装

塗装はその名の通り、修復した部分を元のボディーカラーに塗装する工程を言います。

 

板金塗装の塗装の工程は、板金により形状を修復されたパーツはヤスリなどで表面を削られているケースがほとんどで、塗装では修復する部分の表面を更に磨き上げとパテで下地処理を行ったら、下塗り・本塗り・クリアの3工程に分けて塗装を行います

 

塗装の画像

本来の車のボディーカラーに応じて塗料を調合するのも板金職人の腕の見せどころで、自動車メーカーの純正のボディーカラーは、メーカーから指定された赤・黒・白・青・黄色等の色の基本となる塗料をそれぞれどの割合で混ぜればよいかという資料に基づき簡単に作る事はできますが、このようなマニュアル通りの色の調合では修理部分に色を塗った際に損傷していない他の部分の外装色と同じにはなりません。

 

車はそれぞれ太陽の紫外線による日焼けなどの経年劣化で色が変わってきます
新車を除いて日常的に私用されている車の色はそれぞれ違うのです。こうしたその車の経年劣化などの具合なども考慮した現在の色に合わせて塗料を調合します。ある程度経験を積んだ板金職人ですと、メーカーからの色の調合具合の資料は一切見ないで経験に応じて現車を見ながら色を調合していきます

 

修復する部分がひとつのパネルやパーツの一部分だけの場合は、厳密には全く同じ色には調合できませんので、色のつなぎ目が目立たなくなるようにボカしと呼ばれる塗装したつなぎ目を目立たなくさせる作業を行い、最後にクリアを塗って磨き上げるのが塗装の工程です。

 

 

 

板金塗装の意味

板金塗装とは、傷ついた車の外装を綺麗に直すこと全般を行うイメージが根付いていますが、厳密に言えば、車の金属部分を形状修正して塗装し直す事を板金塗装と言います。

 

バンパーなどの樹脂部分も板金工場は同じように修理できるので、「車を事故などでぶつけて傷つけてしまったら板金屋に直してもらう。」という流れで、車の修復修理は全て板金と呼ばれている要因のひとつです。

 

板金塗装は専門性があり、高い技術力が必要とされるので、通常の自動車整備工場に勤務する整備士のほとんどは一切板金塗装を行いません。板金塗装はそれを専門としている工場で行われるのが一般的で、大きな板金工場では板金の過程と塗装の過程をそれぞれ専門のスタッフで分担して行っているケースもあります。

 

板金塗装は腕の良し悪しも出やすく、経験が無いと綺麗に直せない場所などもあるので、板金塗装を行う人は職人の部類に入り、料金の安い板金工場と高い板金工場で塗装の出来栄えに差が出る事も多いです

 

板金塗装の料金相場は?

 

 

修理した部分と修理していない部分では、塗装の色の褪せ方に差が出てくる

色褪せの画像

板金塗装はどれだけ腕の良い職人さんが作業をしても、新車から経年劣化して色あせた塗料と、それに合わせて新しく調合された塗料では色合いが少し違うことに加え、新車の場合は最新鋭の完全オートマチックの機械により薄く硬い塗料で塗装されるのに対して、板金工場では昔ながらのコンプレッサーを使用した塗装の吹き付けで柔らかく厚みのある塗装となります。

 

塗装した直後は自動車査定士や鑑定師などの車の状態を見極めるプロでも、簡単には気づかないくらい綺麗に修理できますが、修理してから長い年月か経過すると、修理した部分の塗装と修理していない塗装の部分で若干ですが色の褪せ方に差が出てくるケースもあります

 

また、エクボのような小さな傷の場合は、最近人気の低価格でスピード対応の「簡易板金」もオススメです。

 

 

部品その物を交換

損傷が激しい場合依頼人が作業の精度を求めている場合は、部品その物を交換する場合があります
部品を交換する部位で多いのはバンパーで、その他ドアやサイドステップ・スポイラー・ボンネット・フェンダーなどがあります。

 

こうした部品交換の場合、メーカーの部品流通センターに塗装済みの単品部品の在庫があるかで大きく変わってきます。

 

・塗装済み部品がある場合…メーカーで塗装された部品が届き交換するのみの工程
・塗装済み部品の在庫がない場合…板金工場で塗装を行い取り付ける過程が必要

 

総額の料金では、塗装済み部品のメーカー在庫がある場合が安くなります
ある程度新しい型の車ほど、メーカーの塗装済み部品の在庫は多くなります。また、年式が古い車にメーカー塗装済み部品のパーツを取り付けると、交換した場所だけ光沢が強く、若干色が車全体と違いが出るケースもあります。

 

このように板金塗装とは、職人の高い技術力が必要となります。事故などで破損した車の外観を修理する事全般で板金塗装という言葉が浸透していて、料金設定や板金職人の腕など工場によって、大きな差がでる特徴もあります。

 

 

ポリマー加工

ポリマー加工とは、車のコーティングで、外装を汚れや紫外線などから保護するために施工される皮膜またはその作業のことです。
ポリマーワックスは、熱や雨に強く、油汚れをよく弾き、耐久性があります。
板金塗装をした際に、仕上げとして加工すれば、車がより発色よく長持ちしてくれます。

 

 

 

 

 

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リノベーション